「わたしのおとうと、へん、、、かなあ」

むかし、のねずみのふうふがいてね。

大風の日に家を建てた。

 

ところがね。

風がとても強かったので、家をまっすぐに建てることができなかった。

 

ふたりは、あちこちにつっかえぼうをたてて、家をささえることにした。

 

まども、まがってたよ。

 

じゃがね、おくさんねずみが、かわいいカーテンをつけると、

とてもステキになったよ。

 

のねずみのふうふは、そのへんてこな家が大好きだったのさ。

 

かたむいても、へんてこでも、ふたりで建てただいじな家だもの。

 

ドードくんも、かたむいた家とおなじさ。

 

みんなでささえてあげることはできるがね。

 

ぜったいに、まっすぐにはならないよ。

 

だからね、りりちゃん。

 

今のまんまのドードくんをすきにおなり。

 

それが一番たいせつなことだよ。

 

 

 

ふくろうがウサギのりりちゃんに話してきかせる童話。

ドード君は、発達に偏りのあるウサギだろうか。

みんなと同じじゃない分、つっかえぼうやカーテンでステキな家になったように

工夫次第で才能は開化する。

忘れ物ばかりしちゃう子はチェックシートを作って毎日チェック!

光がまぶしかったら、ずっとカーテン開けなくていいよ。

苦手な事をずっとやらせる、とても嫌なことを我慢させるのは、かたむいた家をまっすぐに

することといっしょ。

 

おとうさん、おかあさん、学校のせんせい、となりのおじさんおばさん、、、、

ドード君のこと、よーく見てて。へんてこだけどすごいの。

 

ドード君が好きで得意な事はなにかなあ、、、

やさしいりりちゃんに会ったら、尋ねてみよう。

 

いっしょに ゆっくり poco a poco