ストローク

子供も成人して、やっと自分の時間ができた。

 

いろいろ好きな事はあるけど、歌が好き。

 

さっそく近くのカラオケグループに入会!やっぱり歌は楽しい!

 

すぐに発表会。考えただけで動悸がする。

 

当日、黒のワンピースにきれいなロイヤルブルーのスカーフ。

 

ロイヤルブルーは素敵な色。

 

大好きだけど、一度も身に着けた事がなかった。私には似合わないと思って。

 

でも、鏡に映った自分は別人みたい。素敵だった。わくわくした。

 

次は私の出番だ。

 

そこへ先輩が声をかけた。

 

「あら、〇〇さん!いつもは地味なのに、今日はずいぶん気合はいってるじゃない!?」

 

・・・・・・そのあと、何を言ったか、どう歌ったのか、全く覚えていない。

 

ただ、嫌な気分だけは残った。

 

 

 

交流分析では人と人のふれあいの事を「ストローク」といいます。

 

「+」と「-」があり、さっきの先輩は「-のストローク」を放った。嫌な気分にさせたのだ。

 

きっと、訴えても「そんなつもりじゃなかった」と言うだろう。

 

しかし、実はちゃんと理由はあるのだ。本人が気付いていないか、認めたくないとか。

 

だからといって、やっぱり腹が立つ。

 

凹んで、真っ白になっていては、ダメだ。相手の思うツボ。

 

今度は「気合入れてきましたよ~!素敵でしょう~?」くらい先に言おう!

 

満面の笑みで「あっち行け!」っていうのも有りですよ~(笑)

 

相手が笑顔になるような、勇気がわくような、嬉しくなるような、、、「+のストローク」がいい。

 

人が寄ってくる人は、「+のストローク」をいっぱい出している人。

 

「+」には「+」が、「-」には「-」が返ってくる「返報性」があります。

 

情けは 人の為ならず

 

いっしょに ゆっくり poco a poco