小6長男刺殺父に懲役13年が言い渡された。
2016年8月、事件は起きた。無職S被告。
中学受験を控えた長男の態度が反抗的に見えたため激高し、衝動的に刺した。
「教育虐待」なんて言葉まで出来てしまった。
子供を自分の持ち物のように、作品のように思っている。
親の思うようになり、意に沿っている時はべたべたし、期待外れになると失敗作扱い。
子供の出来は、そのまま親の評価になる。
何が何でも親の評価を下げたくない。
親のまた親、親族の中で優位にいるためには失敗作を作るわけには行かないのだ。
「親の見栄」「世間体」のためだよね、、、。
それが大事なんだ、、、
子供はどこにいるんだ?
子供の気持ちは?
子供の希望は?
子供の好きな事知ってる?
嫌いな事知ってる?
得意な事、やりたい事とか、いったい誰が聞いてやるんだ?
いったいそこに子供は存在してるのか?
と、怒りに震える。
が、加害者の親を責めるだけではこんな事件は減らない。
お受験とやらで生まれた時からレールに乗せられ、教育熱心な親に厳しくされ、
結果、成功体験をしていれば、それが正しいやり方として強化されるんだから。
加害者からすれば、いったい何が間違っていたのかさっぱりわからないのだろう。
「やったことは正しい、ただちょっと行き過ぎただけ。」
くらいの認識だろうか、、、
この事件が他人事ではない、と感じている人は少なからず存在するはず。
そう感じている人はまだ救いがある。
虐待にまで至る教育は誰のためなのか、考えるチャンスだ。
子供の命と引き換えに、何に囚われていたのか、いったい何をしたのか一生考えて欲しい
そしていつか本当の心を取り戻してほしい。
恩師に「子育ては、自分にされて嫌だった事をしない事!」と言われた事を思い出した。
親と子供は別物で
どんなに子供を思っても、思いが届くか、思いが返ってくるかわからない。
伝わらない、返って来ないかもしれない。
それでも子供を思い続ける。
一生片思いだ。
しかし、無条件でこんなにも人を思い
ドキドキハラハラ、失敗も感動もくれて
おかげで少しは大人として成長したと思う。
あなたが何と思おうとも、「愛してるよ~」
こればっかり。
切ないなあ、、、、片思い、、、
いっしょに ゆっくり poco a poco
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