ラッキーな人

世の中には確かにラッキーな人がいると思う。

 

私は今までに財布を一度だけ置き忘れて、気が付いた時にはすでに無かった、という経験がある。

 

しかし、私のパートナーは財布はもちろん、手帳に、携帯、運転免許証、、、、

 

あらゆる貴重品を何十回と無くしている。

 

そして、そのたび出てくる。

 

拾われて警察所にとどけられたことも一度や二度ではない。

 

とにかく出てくるのだ。

 

もうラッキーとしか言いようがない。

 

本人は「人徳」といっているが、違うと思う。

 

最近、パートナーの右目が急に視界0に。

 

網膜剥離かもしれない、、、経験者から聞く症状と全く一緒。

 

「とにかく出血で見えなくなっているところから血を抜く手術をしないと、何が起こっているかわからない。

 

その時、もし乖離が起こっていたら、その手術もします。一週間くらい入院できますか?」

 

とお医者様に聞かれ

 

「できません、月末は忙しいんです。30日には退院したいです。」と言っちゃった。

 

苦笑いするお医者様に私は目で「すみません」と訴えた。

 

「じゃあ手術は今日か、明日か、、、」

 

「今日で何とかお願いします」と、また言っちゃった。

 

私は、そんな、、一応入院の準備はしてきたものの、紹介状があるからと言っても

 

今日診察して手術今日って無理でしょう、、、

 

と思っていた。

 

ところが、即日入院、即日手術になった。

 

そして、網膜剥離はなく、希望通り30日退院予定になった。

 

網膜剥離ではないので、眼帯をしてはいたけど、普通に動けたので、ちゃっかり個室に移り

 

無料Wi-Fiで映画は観るわ、パソコン持ち込んで仕事するわ、携帯使いまくるわ

 

やりたい放題。

 

看護婦さんに頭洗ってもらったって喜んでるし、 これでビールが飲めたら天国だなとか。

 

その間、代わりに仕事はしないといけないし、このタイミングでお通夜へ母を連れて行き、

 

思い出話を聞いたり、行きつけの喫茶店で気分転換したり、保護観察対象者の面接

 

毎日の病院通い、家事、ヴォーカルコンサートの練習、、、、、

 

なんか不公平だなあと。

 

いや、世の中元々不公平か。

 

ラッキーな人もアンラッキーな人もいるなあ。

 

どうしたらいいか、どっちかというとアンラッキーと思っている私はこう考える。

 

ラッキーな人の近くにいて、ラッキー運を貰っちゃうのだ。

 

これ、簡単で楽ちんでしょう?

 

いい案だと思う。

 

ということは、私はラッキーなパートナーのそばにいる方がラッキーということになる。

 

この方程式、合っているのかな、、、

 

 

 

 

 

いっしょに ゆっくり poco a poco